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京阪バス 直Q京都・京都交野なんば線体験乗車 [バスの旅]

京阪バスが大阪難波に殴り込み

・・・・というわけで私がOCATバスターミナルから乗り込んだのは4月1日に開設されたばかりの新路線、京阪バスの直Q京都「京都交野なんば線」であります。

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▲OCAT 4番乗り場

「直Q京都」は京阪バスが運行する高速道路経由の直通急行バスの愛称で、第1弾として京都駅とJR松井山手地区を結ぶ京都松井山手線が開設されております。その松井山手線成功の余勢をかって新設されたのが京都駅と大阪難波を結ぶ京都交野なんば線なのであります。

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▲OCATに掲示された直Q京都の案内

京都交野なんば線はその名が示すとおり、鉄道では乗換えを強いられる京都と大阪・ミナミを直結する他、やはり直通列車の設定がない大阪府交野市・京都府京田辺市地区とミナミ、京都駅エリア間の旅客の取り込みを狙ったものです。
そんなわけで大阪側のターミナルを難波・OCATに設定したわけですが、難波というと京阪グループにとってはアウエイに当るだけにまさに殴り込みの感があります。

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▲行先表示と車内LCD表示

私が乗車したのは開設から半月ほど経過した4月半ばの平日、難波発14:25の便。バスは発車時刻間際に4番乗り場に入ります。OCAT紹介記事で書いたとおり、この乗り場は車路がガラス壁で仕切られているためバスの写真はこの程度です。・・・・京都到着後にきちんと撮影しました。
前面の行先表示は「交野・京都駅八条口」となっております。

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▲49席+補助席8席の車内

乗り込んだのは私の他に妙齢の女性1名だけ! 意表をつく路線設定だけに利用者に浸透するまでに時間も手間も掛かるのでしょうが2名というのは厳しいですね。ちなみに車内は正座席が49席とごく普通の高速仕様ですが、短時間の路線なのでこれで十分。前より4席は女性優先席となっていますが、かぶり付き席は外しているところはさすが京阪。

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▲西船場JCT

バスはOCATを出るとすぐに湊町入口から阪神高速1号環状線に入ります。この後阪神高速13号東大阪線、近畿自動車道、第2京阪道、阪神高速8号京都線と次々に高速道路を梯子しながら京都駅を目指します。
それではしばらく直Q京都からの車窓をお楽しみ下さい。

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▲大阪城公園とOBP

今日は幸い渋滞にも遭わず西船場JCTから東大阪線に入り大阪都心を横断して行きます。法円坂を過ぎた辺りで左側に見えて来たのが大阪城公園の背後に建ち並ぶOBPのビル群。大阪城公園の緑のボリュームに圧倒されます。

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▲森ノ宮電車区

続いてJR森ノ宮電車区が。
ありゃ~・・・・どんぴしゃりでポールがど真ん中に被ってしまいました。遠慮がちに載せておきます。

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▲東大阪JCT

大阪市内中心部をはずれ車窓に工場や倉庫が目立ちはじめると東大阪JCT。ここから近畿自動車道に入り進路を90度転進、北に向かいます。

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▲まもなく門真JCT

JR学研都市線をオーバークロスすると右手にはなみはやドーム、三井アウトレットパークの巨大な屋根が近付いてきます。

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▲門真JCT

門真JCTで第2京阪に入り再び進路を東に。2年前に全通したこの第2京阪こそ直Q京都の生みの親ともいえる存在です。実は自宅近くを第2京阪の高架がはしっており「高架からウチを見てみたい」とずっと思っていたのでやっと念願が叶うわけです。窓に額を押し付けて固唾を呑んでいると、見えました! 透明な防音壁越しにしっかりと。思ったより近くに見えたので驚きました。

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▲京阪交野市駅前

沿線に田園地帯が目立ち始めると交野南ICでいったん第2京阪を下ります。交野市内のバス停に立ち寄るためです。すれ違う路線バスには「なんば線」の広告が。
まず京阪交野市駅前。ここで1名が降車し、新たに2名が乗車。ここまで約35分、運賃は500円。

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▲JR河内磐船駅前

続いてJR学研都市線河内磐船駅前に。ここでは乗降ともにゼロ。
おもしろいのが交野市内の2停留所間でも利用可能な点。わずか5分少々の区間ですが、運賃も220円で設定されています。まさか利用する人はいないと思いますが。
交野北ICから第2京阪に戻ります。

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▲高速京田辺

枚方東ICから第1期開通区間に入り京都府に越境するとすぐに高速京田辺に到着です。ここでも乗降ともにありませんが、乗務員交代が行われました。難波から約1時間、600円。
さて、このバス停は京田辺PA内に設けられています。JR松井山手駅は徒歩圏で、直Q京都開設に併せて付近を走る京阪の一般路線バスにも高速京田辺前バス停が新設されたそうですが、周辺から隔絶された感のあるPA内のバス停は集客上問題がありはしないか気になります。かといって駅前を経由しようとすると高速を下りなければならない。高速路線バスの悩ましいところですね。

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▲突然の豪雨

複雑なランプウエイを抜け本線に戻り、久御山JCTが近付いた頃突然の大雨が車体を叩きはじめ京都競馬場のスタンドも遥かに霞んでおります。
巨椋池料金所から阪神高速8号京都線に入り、京都の都心部に向け北上します。上鳥羽出口で高速道路とおさらばし一般道へ。京都市内の降車専用エリアに入り最初のバス停十条駅では降車なし。続く大石橋(九条駅)で1名降車、結局、なんば出発時と同じ2名だけを乗せて15:48頃ほぼ定時に京都駅八条口に到着しました。なんばから1時間23分、運賃800円の快適な移動でした。

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▲京都駅八条口に到着

さて京都駅到着後バスは折り返し15:53発のなんば行となるわけですが、乗車口には数十人の行列が。そのうち約20人ほどが乗車していきます。中には松井山手線と間違えたのか入口でUターンする人の姿も。ダイヤ上7分後には松井山手行が発車する予定なので十分想定されるシーンです。当面は誤乗防止に神経を使うことでしょう。

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▲松井山手便よりも派手目の側面デザイン

なんば線に充当される車両は松井山手線同様京田辺営業所所属の日野セレガですが、今回の路線開設に合わせて新規に導入されたものだそうです。ボディには松井山手線用に比べかなり派手なロゴが入っており昼間なら容易に区別できそうです。

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▲リアデザイン

さて、気になる利用状況ですが、私が乗った便こそ終始貸し切り状態だったものの折り返し便は盛況を呈していました。他の方の乗車ルポを拝見していても概ね20~30人と記されています。派手なPRも打っていない新規路線にしては上々のスタートではないでしょうか。また、旺盛な区間利用が見られたという点も共通した感想のようです。京阪バスのパンフレットを見ても京阪間直通旅客よりも区間利用者を意識しているのではと思わせる謳い文句も少なくありません。
運賃、所要時間を鉄道と比較しても、難波ー京都間 直Q京都 800円/83分、鉄道(地下鉄+JR) 770円/約45分 と両方とも鉄道利用に分があり時間は鉄道が圧倒しています。
一方、難波ー交野市間では 直Q京都 500円/38分、鉄道(地下鉄+京阪) 540円/約55分
と形勢が逆転します。もちろん直Q京都には乗り換え不要という大きなアドバンテージもあります。
さらに認知度を上げればまだ伸びしろがあるように思えます。
このような隙間商法は京阪バスだけでなく、関西地区で見ても大阪バスの東大阪ー京都線やウイラートラベルが路線バスに進出した京都ー梅田ー大阪南港線など次々に新設されています。各社とも新たな収益源を求めて懸命に模索している姿が窺えます。今後もアッと驚くような路線の新設があるかもわかりません。

☆直Q京都松井山手線の体験乗車記はこちらをご覧下さい。
  http://mirai82.blog.so-net.ne.jp/2011-08-14


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コメント 8

Cedar

直Q京都っていうネーミングが、関西って感じですね。

by Cedar (2012-04-29 14:57) 

のり

私の勤務しております会社が交野市にございますので、このバスは会社でも話題になっております。なんばへ行くのにも、京都へ行くのにも、どちらも「乗り換えなしで、しかも速い」と実際に利用された方が話していました。難波から交野まで35分というのはなかなか魅力的ですね。出発点のOCATも、以前は不便なところでしたが、今では繁華街と地下で繋がっていますし、「湊町」というイメージがだんだん遠ざかってゆきます。

by のり (2012-04-30 08:50) 

サットン

Cedarさん

京阪グループはこの手のくだけたネーミングが好きなようです。
おけいはん、ひらパーなどなど。
by サットン (2012-05-01 09:43) 

サットン

のりさん

職場で話題に・・・・京阪バスにとっては頼もしいお話ですね。
交野ー難波間が35分、500円というのは確かに魅力的です。京阪バスのマーケティング、なかなか鋭いようですね。第2京阪を活かして商売に結び付けようという感覚も見事です。
OCATは数年ぶりの訪問となりました。寂れてるんだろうなという予想は見事にはずれました。周囲にはビルやホテルが建ち並び湊町の面影はありませんでした。
by サットン (2012-05-01 09:58) 

労軽好人

まいどです。3日には2月25日に立てた予定どおり、14名で集まりを持ちました。
それはさておき...
「直Q京都」ううん。知りませんでした。布施からも京都行きの直通バスが出てたのですね。ぜんぜん知りませんでした。地元の人間でもこんな感じなので、一般には知名度が足りないと思います。成功には知名度向上がカギですね。
詳しいレポートありがとうございました。リアルに理解できました。
by 労軽好人 (2012-05-05 15:36) 

サットン

労軽好人さん

われわれ途中離脱組は今回の集まりについては存じませんでしたが、盛会だったようですね♪
直Q京都ルポ、元バス班の沽券にかけて書いてみました。私の乗った便こそがら空きだったものの他の方のルポでは概ね堅調のようです。バスのことゆえPRも地元のピンポイントなんでしょうね。
しかし、大阪バスの京都便が地元の方にも認知されてないとは!路線バス初進出の業者だけに苦戦しているんでしょうか。
by サットン (2012-05-05 20:17) 

ドラもん

新たな直行便の設定、地方にも当てはまりそうな隙間を縫う路線設定、参考になります(^^)
by ドラもん (2012-05-17 10:05) 

サットン

ドラもんさん

最近相次ぐ比較的短距離の高速バス路線の開設も大阪近郊の高速道路網拡大の賜物ですね。そこに商機を見出す京阪の姿勢も見事だと思います。
でも、どんどん高速バスが増えると太川・蛭子コンビが困ると思いますけど・・・・。
by サットン (2012-05-17 11:27) 

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