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京都市バスのラインカラーを見る [バスの旅]

路線バス初の(?)本格展開

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京阪バス「山急」で京都駅八条口まで戻って来ました。これから京都駅の地下連絡通路を通って烏丸口のバスターミナルに向かいます。それにしても休日の京都駅は凄い人出ですなあ。

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▲京都駅烏丸口でバス見物

今回の目的は京都市バスが今春から導入した「ラインカラー」を見るためであります。
ラインカラーとは文字どおり、路線ごとにシンボルカラーを決め旅客案内情報を視覚に訴える手法です。鉄道では多くの路線が錯綜する大都市圏の地下鉄などで古くから採用されております。
京都市交通局は「わかりやすい市バス」の実現を目標にデザインマニュアルを策定。その一環としてラインカラーを導入したとか。これほどの大規模バス事業者がラインカラーを採り入れたという例は他には聞いたことがありません。ある意味大掛かりな実験といえるでしょう。

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▲ラインカラーのイメージ

京都市バスの手法としては、市街地を南北に貫く幹線道路のうち6本にラインカラーを設定し、バスや停留所のサインデザインに反映するというものです。
6本の幹線道路とは、西から順に西大路通、千本・大宮通、堀川通、河原町通、東山通、白川通です。ラインカラーは各々の通りに縁のある色を選定しているとか。
それでは各通りごとに見て行きましょう。

◆西大路通
 黄色=金閣寺のイメージ

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方向幕、発車標ともにラインカラーを織り込んだデザインになっています。
系統番号の地色がオレンジは循環系統を表します。循環系統は北行と南行で経由する通りが異なるため途中で方向幕が切り替わります。写真の205系統(時計回り)の場合、北行は西大路通を示す黄色を、南行は河原町通の水色を掲出します。途中北大路バスターミナル辺りで行先共々切り替わるものと思われます。

◆堀川通
 緑=二条城の緑のイメージ

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系統番号が青は一般(均一料金)系統を示します。

◆河原町通
 水色=鴨川のイメージ

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発車標はバスロケーションシステムによる接近情報も表示されています。

◆東山通
 赤=八坂神社・平安神宮のイメージ

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臨時便には「楽洛東山ライン」の愛称が。三十三間堂、清水寺、祇園といった観光スポットを東山通経由で巡ります。

◆白川通
 白=白川・銀閣寺のイメージ

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系統番号が白地は整理券系統を示します。

ところで、この白と、パステル調の水色、緑の色調がメリハリがなく光線の具合によっては識別が難しいと感じました。もっとコントラストを強くする必要があるのではないでしょうか。さらに言えば方向幕の地色全体をラインカラーにしてもよいのではと思います。

◆千本・大宮通
 紫=紫野のイメージ

写真は撮れず。烏丸口に乗り入れるのは206系統だけみたいです。

◆分類されず

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縦横無尽に走れるのがバスの長所とあってラインカラーの定義に収まらない系統も。50系統は堀川通、千本通、西大路通とジグザグコースを進むためかラインカラーは省略されています。


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▲カラフルな案内表示


◆わかりやすい市バス実現のために

デザインマニュアルの命題である「わかりやすい市バス(路線バス)」は京都市バスのみならず、全国のバス事業者、及び利用者にとっても切実なテーマだと思います。
今回訪れた京都駅前に限ってみればバスロケシステムと連動した発車標なども相まって、案内システムは他都市のどこよりも高度に構築されていると感じました。
しかし、観光客でごった返す中、案内係員が終始質問責めにあっていたのも事実です。更なるブラッシュアップが必要です。

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▲バス接近情報にもラインカラー

まず、デザインマニュアルのポリシーを利用者にどう伝えるのか。面倒くさい話ですが、これができなければラインカラーも単なるカラフルなサインになってしまいます。少なくとも市バスのHPトップページからダイレクトにラインカラーの説明にアクセスできなければなかなか浸透しないでしょうね。
その他、京都駅前以外のバス停でどう展開するのか? 市バス以外の民間事業者との連繋はどうするのか? など課題は山積です。
そして素朴な疑問が・・・・LED式の表示機にどう対応させるのか? 長らく幕式を堅持してきた京都市バスも最近はLEDを導入していますから。

「わかりやすいバス」という難解なテーマに正面から取り組み始めた京都市交通局の今後の動きに注目したいと思います。


◆その他諸々

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▲市営交通100周年塗装車

2012年、100周年記念事業の一環で5つの営業所に色違いで1台ずつ配属されたデコレーションバス。これは烏丸営業所所属車でテーマカラーはブルー。

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▲いすゞキュービック

キュービックに久しぶりにご対面。独特のフロントマスクが人気でした。この日も撮りバスさんがデジイチ振りかざして突進して行く姿が見られました。
1995年製のツーステ車のためか予備車的存在になっているようで、この日も臨時便運用に就いていました。


そんなこんなで、秋の一日京都にバスと戯る、全巻の終わりであります。


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コメント 14

まるたろう

最近は自分、京都駅に行きましても、イベント見学ばかりで、
バスをじっくり見る等はできていません。
今度時間を見つけて、バス乗り場もじっくり見てみようと思います。
by まるたろう (2014-12-10 21:25) 

やまびこ3

ラインカラー、いい試みですね。
複数のバス会社が入り乱れているところではどんな感じなのでしょう。
by やまびこ3 (2014-12-10 22:16) 

あるまーき

実は、不慣れな者にとって京都の市バスは、系統が多いこともあって...京都駅前ではいつもウロウロと彷徨ってしまいます。ラインカラーなど、もっとわかりやすくなってくれれば、自分のような者にはとても助かります。観光都市だけに、このあたりは重要なポイントですね。

by あるまーき (2014-12-11 01:20) 

サットン

まるたろうさん

京都駅前のバスターミナルは文字どおり切れ目なくバスがやって来るのでバス好きにとってはたまらないスポットです。
ただし、休日は観光客で溢れますので居場所がなくて困りました。
そんな中、バスにカメラを向けていた私は完全に場違いな存在でした(笑)
by サットン (2014-12-11 09:24) 

サットン

やまびこ3さん

京都市内の路線バスは市バスが圧倒しているものの京都バス、京阪バスも乗り入れ、新興のプリンセスラインも存在感を増しています。
市バスもここまでやるなら民間事業者も抱き込めばと思います。利用者にとっては事業者の違いなんて関係ないですもんね。
by サットン (2014-12-11 09:38) 

サットン

あるまーきさん

京都駅前のバスターミナル、あるまーきさんでなくても彷徨ってしまうと思います。あれだけの路線からベストなバスを選択するのは至難の技ですよね。これは京都に限ったことではないんですが…。
そんな中ラインカラーを取り入れた京都市バスの施策は評価できますが、土地勘の全くない観光客をどうフォローするかが次の課題だと思います。
by サットン (2014-12-11 09:56) 

あおたけ

系統によるラインカラー分け、
これは確かに解りやすくて
観光客にも親切ですね〜(^^)
そのラインカラーのイメージも
名所が由来となっていて面白いです。
それにしても、このラインカラーの導入で、
すべてのバスの方向幕を刷り直したのが
またスゴいですね。
これが都バスなどなら、
この機会にLED式に取り替えていそうな気がします(笑)
by あおたけ (2014-12-11 13:06) 

nozzy

わたしがときどき利用する、中書島やら横大路車庫を走る20・22系統は適用外っぽいですね。
それにしても初めて乗ったときは路線設定にびっくりしました。
「八丁畷」バス停から「中書島」バス停に行くつもりで乗ったら、狭い住宅街の路地をどんどん遠ざかる方向に走って、しかも運賃表に表示される額がすでに中書島までの運賃と同じになったりして、すごく不安になりました。
住宅街をぐるーっとまわって、ようやく京阪国道に戻ってきてほっとしましたが、運賃表もいったん高くなったのが安い表示にもどるとか、初めての経験でした。
by nozzy (2014-12-11 13:55) 

hideta-o

サットンさま
京阪さんがこんな模型を出すようです!
http://www.keihan.co.jp/info/upload/2014-12-10_tetsudou-collection_600-700.pdf
お知らせまで。
by hideta-o (2014-12-11 21:46) 

サットン

あおたけさん

京都市交通局のラインカラー導入は路線バスとしては画期的な取り組みですね。今後は土地勘のない観光客にラインカラーの趣旨を如何に周知していくかが課題だと思います。
確認したわけじゃないんですが、方向幕の更新は一斉に実施した様子です。周到に準備をしていたようです。
直射日光には負けてしまうLEDで見易い表示ができるのか心配ですが、ノーベル賞トリオの先生方が解決してくれるかも知れないですね。
by サットン (2014-12-12 10:52) 

サットン

nozzyさん

今回のラインカラー、有名観光地が集中する京都市中心部が対象になっているようですね。
路線バスで不安なのは系統によっては目的地には行くものの恐ろしく遠回りするケースがあることですね。nozzyさんが味あわれた不安感、わかります! 京都市バスでは循環系統の逆回りに乗ってしまう観光客も多いようですね。
運賃表示がマイナスに転じる路線バス、謎です!

by サットン (2014-12-12 11:22) 

サットン

hideta-oさん

情報提供ありがとうございます!
実は600系、700系ということでてっきり京津線かと思っていました。誤解したままスルーしてしまうところでした。
阪神3011にも惹かれるしで悩ましいです。

by サットン (2014-12-12 11:35) 

hideta-o

サットンさま
 私は京阪を先にお求めになることをお勧めします。
 何しろ阪神は人気がなく、鉄道甲子園のオンラインショップへ行けば去年の新5001形はおろか一昨年の7861形まで入手可能ですが、京阪は人気が高くて毎年すぐに売り切れてしまう状態が続いているためです。
 もっとも、今年の3011形は私のブログでの宣伝が効いて早くに売れてしまうかもしれませんが(^_^;;
by hideta-o (2014-12-12 22:38) 

サットン

hideta-oさん

アドバイスをいただきありがとうございます!
京阪って人気があるんですね。700系なんて今でも足回りを改めて走ってるのに…。
逆に阪神はそんなに不人気なんですか? でも3011形に限ってはhideta-oさんの宣伝もあって人気かも知れないですね。
さて、予算をどう捻出しましょう(笑)
by サットン (2014-12-13 12:08) 

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