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北越急行体験乗車 [鉄道の旅]

いよいよ念願の北急に乗ります!

かねてより気になっていた北急。といっても千里ニュータウンを走る北大阪急行ではありません。狭軌としては国内最速の160キロで特急が突っ走る北越急行にようやく乗ることができました。
今回はその北急を挟んだ長岡ー富山の旅の様子です。

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▲愛用の時刻表 こいつに罪はありません

でも、その前にいつもの失敗談を。今回は「時刻表は正しく買おう!」の巻。

旅に出るときは小型で中身の充実している交通新聞社の携帯全国時刻表(西日本重点編集版)を愛用しております。手許には9月号しかなかったので昨夜大阪駅のキオスクで最新版を購入しました。ところが、長岡で「きたぐに」から上越線に乗り換える際時間が違っているのに気付いたのです。
そうです!店頭に積まれていた時刻表は3月14日改正ダイヤが掲載された3月号でした。キオスクのおばちゃんもひとこと言ってくれればいいのに!とボヤいても始まりません。
いったい何年鉄ちゃんやってることやら・・・・。


◆上越線1728M(長岡ー六日町)

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▲長岡駅発車標 越後湯沢行に乗り換えです

「時刻表」では7:40となっていた上越線越後湯沢行が発車標では7:38と表示されています。まあ、微妙な違いですが、この2分の差が命取りになることもあり得ます。
なんだかんだと言いながらも久しぶりの上越線に興奮を隠せない私であります。

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▲越後湯沢行1728Mは115系2両編成

発車15分ほど前に乗り込みます。もちろんドアは手で開けて。その時点では2両編成の車内はガラガラでしたが、発車時間が迫るにしたがい高校生が続々と乗り込んできます。私の前にも二人の女子高生が陣取り、ノートを広げ試験勉強を開始します。期末試験のシーズンであります。

かなりの立ち客も出て長岡を発車、もと来た道を宮内まで戻ります。

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▲沿線はこのとおり さすがに有数の豪雪地帯

雪は止んでいるものの沿線は雪の中。信濃川の黒々とした水面がコントラストを見せます。そういえば最近、JR東日本が信濃川から無断で取水していたなんていうニュースが報じられていました。

ところで先ほどから熱心に勉強を続けている女子高生ですが、制服のエンブレムにはKJの文字が。何を意味するのかいろいろと考えます。Kは小出かな?Jは女学院?などなど。でも、小出で彼女らは下車せず、浦佐で下りて行きました。気になって仕方がない私はネットで調べ県立国際情報高校の生徒たちだと判明しました。なるほどKJですな。新潟県の大学進学率を向上させる狙いで設立された戦略的な学校だそうです。

いったい何しに列車に乗ってるんだか。決して怪しいおじさんではありません。
ある調査では新潟県の女子高生のスカート丈は全国一短いんだそうです。やっぱり怪しい・・・・・


◆北越急行828M(六日町ー犀潟)

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▲北越急行のサインプラン 駅名標の作者は・・・・

六日町でいよいよ北越急行に乗り換えます。ちなみに当地では北越急行より「ほくほく線」の名称が一般的なようなのでこの後はそれに従います。

手持ちの乗車券は六日町までなのでいったん改札を出て直江津までの乗車券を購入します。出改札業務はJR東が担当しています。
再び入場しほくほく線ホームに降りると少し変わった駅名標が目につきました。片岡鶴太郎作とあります。

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▲ほくほく線にご対面 なんじゃこの電車!?

8:48の普通電車を待っているとやって来たのはこんな電車。HK100形に装飾を施した「天地人号」です。このドラマを視てない私としてはノーマルヴァージョンの方が良いんですが。友人が楽しみに視ているのを思い出したので早速写メしておきました。
フロントガラスの金網はツララ除け。冬季のみ装着されるそうです。

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▲「天地人号」側面デザイン

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▲ドア横には妻夫木聡がお出迎え

この電車は越後湯沢始発のため混み具合が気になります。2両編成の車内はビジネスマンも交えそこそこの入りで空のボックスはなく、私はドア横のロングシートに荷物を置き後部運転台にかぶり付きます。ワンマン仕様のためフロントガラスに文字どおりかぶり付けます。

トンネル駅の美佐島駅に乗降客は確認できませんでした。

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▲十日町で列車交換

しかし、車内の賑わいも9:03着の十日町まで。ここでみんな降りてしまい2両目は私一人だけに。この町にこれほどの集客力があるとは!正直なところ驚きました。飯山線に乗り換えるわけでもないでしょう。対向列車の乗車位置にも長い列ができています。

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▲究極の一線スルー 通過列車は全て右端の線路を通ります

そういえば十日町には今を去ること20年ほど前に来たことがありました。もちろん飯山線で。その頃ほくほく線の高架だけは建ちあがっていたように記憶していますが、こうして高架駅から見ると全く別の場所に思えます。

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▲十日町から先はガラガラになってしまった

実は、今回ほくほく線に乗るにあたって特急にするか各停にするか迷いました。「はくたか」で160キロを経験したくもありましたが、トンネルの多いこの線を特急で通過してしまうと何も印象に残らないのではと思い各停を選んだ次第です。
ガラガラの車内でのんびり過ごすことができ本望なのですが、これでは北陸新幹線が金沢まで開業した後のことが心配です。今は蜜月ということでしょうか。

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▲まさにトンネル路線(十日町ーまつだい)

そんな心配をよそに高性能を誇るHK100形は胸のすく走りでとばします。
以前から「西の智頭急行、東の北越急行」と両者の共通点ばかりが気になっていましたが、さすがに160キロを実現したほくほく線は一枚上のようです。電化、非電化の差はもちろん、線路も一層規格が高いように見えました。

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▲110キロを指す速度計

各停でも最高速度は110キロ。この点は智頭急と同じですが、さすがに電車。加速の良さは比較になりません。ただし、駅の前後以外はほぼトンネルなので上の写真を撮るのは苦労しました。

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▲160キロ標識(うらがわら)

これがほくほく線名物の160キロ標識です。160キロ対応の特急が通過する際は信号は青が2つ点灯し「高速進行」を現示します。
線路もバラスト区間はネットで覆われ車両から落下した雪塊によるバラストの跳ね上げを防止しているようです。

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▲信越本線に合流

ほくほく線は犀潟駅の長岡寄りで信越本線上下線の間に割って入るように合流します。ほとんどの列車が直江津まで直通しますが、この列車はあいにく犀潟止まりです。
9:52、小雨の犀潟着。

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▲「天地人号」の雄姿

次の信越本線直江津行は10:29です。いったん改札口を出ることにします。
ちっぽけな木造駅舎にちっぽけな待合室。なんか、すごく懐かしい感じがします。多くの駅舎が個性のない橋上駅に改築される中貴重な駅であります。

でも、そんな駅舎が残るだけに周囲は寂しいムードが漂います。国道の向こうは海岸なのでしょう松林が続いています。どこかの国の工作員が暗躍しそうな感じです。
駅前のデイリーヤマザキで朝食を仕入れます。(営業時間は7:00~21:00)


◆北陸本線546M(直江津ー富山)

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▲富山行の546Mは419系

犀潟10:29、続いて直江津で4分連絡の10:42富山行に乗り継ぎます。わずか数時間でJR西日本エリアに舞い戻って来たわけですな。

富山行はゲテモノ419系の3連です。「きたぐに」の581・583系のなれの果てというと言い過ぎでしょうか。乗り具合はボックス当たり一人ずつ程度とのんびりした鈍行らしい雰囲気です。次の谷浜でなぜかトワイライトに抜かれます。この時間なら敦賀辺りを走っているはずですが、雪害による遅れが生じているんでしょうか。

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▲懐かしや!国鉄色のキハ52

トンネル駅で有名な筒石を過ぎ、芭蕉が奥の細道で辿った道を少しずつ乗客を拾いながら進んで行きます。糸魚川では大糸線用の国鉄色キハ52に出会いました。懐かしいカラーに思わず興奮します。

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▲天下に名だたる難所親不知

海岸線が寄り添い上空を北陸道の高架が跨いで行くと親不知です。わずかな海岸沿いの平地は線路が占拠しているため国道8号と北陸道は仕方なく海の上を高架で通過していきます。芭蕉が見ると腰を抜かすでしょう。
ところで、海側の窓ガラスは白く汚れていて見通しを妨げます。日本海から吹きつける潮風の塩分なのでしょう。厳しい環境を実感します。

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▲北陸新幹線延伸工事

並行して北陸新幹線の工事が進行しているはずですが、さすがにこの付近はトンネルでパスでしょう。富山県内に入り帰宅する高校生で混雑を見せ始め12:35新幹線受け入れ工事たけなわの富山に着きます。

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▲富山駅正面(南口)

駅舎は変わりがないように見えますが、ホームは下り方面が北側の仮設ホームに移り中央部分では旧ホームの取り壊し作業が行われています。ホームの移設が完了すると続いて高架化、新幹線ホームの構築と目まぐるしく変化していく富山駅です。

次回は「ポートラム体験乗車」の模様をお届けします。


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コメント 16

hankyu8200

北越急行の車両、車両のデザイン的に新潟鉄工製ですかね?

by hankyu8200 (2009-03-02 08:58) 

サットン

hankyu8200さん

ご名答!北越急行の各停用のHK100は新潟鉄工(現新潟トランシス)製です。さすがにお膝元ですしね。でも、新潟鉄工の電車って珍しい気がします。


by サットン (2009-03-02 14:58) 

manamana

愛と掲げた天地人号がすごいですね。
そういえば、地元なんですね。
新幹線開通後の在来線はどうなるのでしょうか。


by manamana (2009-03-03 06:22) 

サットン

manamanaさん

期待してないときにこんなのが来るんですね。
直江兼続・・・直江の港・・・直江津!なーるほど、と一人ごちておりまして。

並行在来線はどうするんでしょうね?大阪方の輸送もあるので簡単に廃止、転換はできないと思いますが。ほくほく線は天国から地獄でしょうね。
by サットン (2009-03-03 12:32) 

うたに

私も近いうちに長岡から西に日本海沿岸をぶらぶらして来る予定です♪
ほくほく線の"はくたか"は確かに速いんですけれど、トンネルが多くて・・・(^^;)
食パン419系、乗りたいな~。
by うたに (2009-03-03 12:48) 

サットン

うたにさん

柏崎から富山にかけては私の大好きな車窓が展開します。特に冬場は厳しい環境が一見のよそ者を魅了しますね。
今回、たまたま583の改造前、改造後を乗り比べることになりました。こんな乗り方もあるんだなと新鮮でした。
by サットン (2009-03-03 13:12) 

まるたろう

北急も、「千里」の方は何度も乗っていますけど、「ほくほく」の方は
まだです。できれば北陸新幹線開通前に、乗りに行きたいですね。
はくたか使うか、各停にするか、迷うところでしょうけど。
by まるたろう (2009-03-03 22:49) 

のり

「電車でGo2」で、ずいぶん眺めた北越急行線。十日町・まつだい間のトンネルの雰囲気など、ゲームの画面そのままですね。G信号二つの「高速進行」、現在は160㎞/hなんですね。狭軌鉄道版新幹線といった感じですね。
by のり (2009-03-03 23:43) 

サットン

まるたろうさん

ぜひ新幹線開業前の乗車をお勧めします。この鉄道から特急を無くすとどうなるか。ご覧いただいたとおりです。
でも、沿線を楽しめるのはやはり各停ですね。
by サットン (2009-03-04 00:54) 

サットン

のりさん

ほんとうにトンネルの多い路線でした。下手に地上に出て雪害に見舞われるよりも良いのかもしれません。
高速進行現示を見たかったんですが、あいにく見落としました。
by サットン (2009-03-04 00:57) 

keroro

凄いラッピングの電車ですね。
気になって気になって、乗りたくなりました!
私もそろそろ時刻表を買わないと。3月のたびの計画だー。

by keroro (2009-03-04 22:43) 

サットン

keroroさん

こんなスペッシャルな列車が走っているとは知りませんでした。毎度予習が足りませんな。
かつて私が乗った中には「新撰組」(JR北海道)、「風のハルカ」(JR九州)がありますよ。
時刻表買う時には十分注意して下さいね(笑)
by サットン (2009-03-05 11:02) 

京葉帝都

ほくほく線は富山への帰省のルートにあるため、頻繁に利用しています。サットンさんの緻密な観察によるレポートで認識を新たにしました。普通電車の加速ぶりは直江津の発車でJR車との違いを如実に体験できます。特急は六日町を出て上り坂を一気に160キロまで引っ張りますが、その時の薄く甲高い「キーン」という音にはいつもワクワクしています。
by 京葉帝都 (2009-03-07 19:54) 

サットン

京葉帝都さん

ほくほく線は景色が見えない分だけ聴覚で楽しめますね(笑)。
・・・緻密な観察ができる人は時刻表を買い間違えたりしないと思います!
by サットン (2009-03-09 11:19) 

OCEANBREEZE

おぉ・・ワタクシも普通電車で帰省の折、六日町駅での停車時間を
利用して北越急行の車両を撮影したことがあります。

味わいのあるラッピングですねぇw
by OCEANBREEZE (2009-03-15 02:02) 

サットン

OCEANBREEZEさん

初めて見たほくほく線の電車がコイツでした。電車のみならず新潟中が天地人だらけ(笑)!
でも、いい走りしてますね!鈍行なんて呼べません。
by サットン (2009-03-15 12:01) 

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