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神戸電鉄を初秋の六甲に訪ねて ① [鉄道の旅]

おもてなしきっぷで神鉄乗り歩き

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▲神鉄顔の電車に逢いに(鵯越)

毎年夏になると無性に神戸電鉄を訪ねたくなります。おそらく六甲の緑濃い車窓に惹かれるんだろうと思います。今年も梅雨明け頃から、この神鉄切望症候群が頭をもたげておりましたが、何分にも今夏は大雨続きの荒れ模様。神鉄も有馬線が一時不通になるなど乗り鉄どころではない状況が続いていました。今年もまた見送りか・・・・と一時は諦めかけましたが、近年になく体調が安定している私としてはこの好機を逃したくありません。期間限定のフリー乗車券「神鉄おもてなしきっぷ」の発売期限も9月末までに迫っています。というわけで、9月も下旬の飛び石連休に神鉄を訪ねたお話し。何時もの駄文とザンネンな写真でお楽しみ下さい。

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▲阪急神戸線で一路西へ!(三宮)

まずは阪急神戸線で西へと向かいます。目指すは神鉄と接続する神戸高速の新開地駅。神戸線の特急に乗れば乗り換え不要です。十三から乗り込んだのは7000系。毎度お馴染みの・・・・と言いたいところですが、表情がちょっと違いますね。最近の阪急の新車や更新改造車は正面の車番を貫通扉から助士席下に移しています。これだけでずいぶん印象が変るものです。というわけで、この7010Fも更新改造を受け、LCDモニターも装備した車内は9000系レベルまでグレードアップされています。

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▲乗り鉄するときは切符を買って/六甲の山並みを阪急の車窓から

列車は、私同様夏の間出控えていたと思しき人たちで混雑しており、立ったままこれから目指す六甲連山を眺めます。三宮でようやく着席、神戸高速の地下線に突入し、新開地に到着です。


◆神鉄2つのターミナル 新開地と湊川

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▲新開地駅駅名標 東西線(左)と南北線(右)

降りたホームから1フロア上がり神鉄乗り場へ向かいます。年代ものの地下駅ゆえ天井が低く、毎度半端じゃない圧迫感を覚えますが、2面3線の頭端式ホームに神鉄の電車が並ぶさまは、いかにも私鉄のターミナルという感じで見応え十分です。古さは隠せないものの小道具は随時更新されているようで発車標はコンコース、ホームともにLCD式に替わっていました。時計を表示したホームのものは大阪市営地下鉄のものを思わせます。

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▲新開地駅発車標 コンコース(上)とホーム(下)

この駅はあたかも神鉄の駅のような印象を受けますが、ご存知のように新開地駅は先ほど阪急の特急から降り立ったホーム同様神戸高速鉄道の縄張りです。神戸高速が所有するインフラを乗り入れ各社が借用、管理受託して電車を走らせているという図式です。阪急・阪神・山陽が乗り入れる東西線は主として阪神が管理し、新開地―湊川間の南北線は神鉄の管理下にあります。新開地駅の駅名標も東西線は阪神様式、南北線が神鉄様式となっています。しかし、事実上のターミナルが借り物っていうのは神鉄にとってなにかと不都合なことが多いんじゃないでしょうか。

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▲5000系に乗ってスタート

それでは神鉄乗り歩きをスタートしましょう。最初に訪ねるのは正真正銘、神鉄の始発駅である湊川です。新開地の次の駅なので先発、普通三田行きに乗ります。車両は神鉄最大派閥の5000系。発車すると加速する間もなく湊川に到着。両駅の距離はトンネル越しに目視できる程度です。しかし、ここは神鉄にとっては有馬線の起点となる重要な駅なんです。

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▲湊川駅駅名標と0キロポスト

湊川で下車したのは戸籍上の神鉄の起点駅に表敬するためと、もう一つ今回の乗り歩きの強い味方である「神鉄おもてなしきっぷ」を購入するためです。この切符は、神鉄1日フリー乗車券に粟生線沿線の提携店舗で使用できる800円分の金券、同じく提携店で割引や特典が受けられるサービス券がセットになって1400円というお得な企画切符です。期間限定で随時発売され、今期は7月19日~9月30日までの発売です。発売場所は神鉄主要駅の窓口と新開地駅の「売店」となっています。新開地駅での発券が売店というのが借家人の微妙な立場を物語っていますね。

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▲おもてなしきっぷは神鉄フリー乗車券とサービス券がセットに

今回、私は湊川駅で購入したのですが、もしも阪急の某駅からICカードで乗車し、新開地駅売店でおもてなしきっぷを購入、そのまま神鉄某駅で入場処理をしていないこの切符で下車した場合面倒なことになりそうです。有人駅なら駅員さんが処理してくれるでしょうが、無人駅がほとんどの神鉄のこと、インターホンでやりとりしながらの処理は時間が掛かりそうですね。

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▲案外立派な湊川駅舎

表敬訪問なので駅の外にも出てみます。地上は既にかなりの傾斜地になっていて有馬線の前途の険しい道のりを予感させます。驚いたのは駅舎が意外と存在感を示している点。地下鉄の出入口程度を想像していましたが、小規模ながら商業施設も備えた駅ビルを併設しています。市営地下鉄湊川公園駅と地下通路でつながっていることもあって人の流れも絶えずみられます。
なお、湊川駅のディープな話題がレイルマガジン誌のブログ「編集長敬白」で紹介されていますので興味をお持ちの方は >>コチラへ。


◆鵯越で電車見物

おもてなしきっぷを改札機に通して本格的に乗り歩きスタートです。まずは鵯越駅に行ってみようと思います。源平合戦を思い起こさせる駅名と、六甲の南側で一番高い所に位置する駅に魅力を感じたからであります。地下から抜け出すと、いきなりトンネルが現れ息つく暇もなく勾配をぐいぐい登って行きます。中には50‰の急勾配も。流石は「全国登山鉄道パーミル会」のメンバーだけのことはあります。途中の長田、丸山の駅も露骨に傾いております。

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▲標高134mに位置する鵯越駅

数人の下車客に交じって鵯越に降り立ちます。カーブしたホームに面してお地蔵さんが立っています。wikiによると、昭和13年にこの付近で発生した列車事故の犠牲者を悼んだものだそうです。
そのお地蔵さんに睨まれながら駅撮りポイントを探してウロウロしていると、やって来たのは・・・・

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▲6000系急行が通過

神鉄の最新鋭6000系です。パーミル会結成5周年記念ヘッドマークを装着した姿は是非記録しておきたかったんですが、不意討ちにあい、トリミングしてもこれが精一杯。このヘッドマークは、10月末までパーミル会加盟各社で掲出しているもので、神鉄ではこの6001Fが対象になっています。


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▲現代の神鉄顔5000系

続いて5000系が山を下って来ました。公園都市線開業時に製造された2000系を4連にバージョンアップした車両。4連10編成は神鉄では最多勢力を誇ります。古くからの神鉄ファンは「こんなん神鉄ちゃうわ!」って声を上げそうなナウい出で立ちです。

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▲新開地を目指して

その5000系がトンネルを潜って新開地へと下って行きます。ホーム直近に踏切があり、撮影するには警報機が障害になりますが、上り列車を後ろから狙えばどうにかカタチになりそうです。

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▲ウルトラマンこと3000系

今度は3000系が。神鉄初のアルミカーは、神鉄を田舎電車から大都市近郊電車にイメージチェンジした立役者。今では無骨に見えるマスクも登場当初はイカシテ見えたもんです。1980年には皇太子(当時)乗用の特別列車にも抜擢されております。・・・3009~3010編成らしい・・・。そんな3000系も最近は可愛がられていないのか、ずいぶん汚れた姿が目立ちました。既に廃車も発生しているとか。

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▲コイツに乗って六甲を越えます

それでは、そろそろ次のポイントに移動しましょう。やって来た普通三田行きは神鉄顔の1000系。コイツで向かったのは神鉄のスーパーハブ鈴蘭台です。

ということで、次回も神鉄です。お楽しみに!


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suzuran6

三田とか三木とか加古川とか山崎とか・・・当時(30年近く前)はヒョイヒョイいろんな乗り物使って移動してたんですが、今だと辛そうです。
改めて兵庫の地図を見て・・・

当然、神鉄も乗ったはずですが、意外と記憶にありません。
乗ったら思い出すかなぁ~
by suzuran6 (2014-09-24 21:17) 

まるたろう

神鉄も自分の地元なだけに、事あるごとに乗っていますけど、
鵯越駅のホームに降り立ったことがありません。
湊川~鈴蘭台は運転密度も高いので、この区間ではいろいろな
車両が見られるでしょうから、自分も駅訪問しないといけませんね。
by まるたろう (2014-09-25 00:04) 

Cedar

神鉄顏も今や少数派なんでしょう。
鵯越のホームが湊川寄りのトンネルに接していた頃、俯瞰撮影したことがあります。まだオレンジとベージュの塗装でしたから古い話です。

by Cedar (2014-09-25 07:08) 

のり

神鉄電車に乗ったのは、約35年も前のことです。登場して間もない3000が話題になっていた頃でした。新開地から鈴蘭台までですが、その後乗る機会もなくたった一度きりの訪問でした。記念に鈴蘭台で買った入場券が残っていますので、探せば訪問日が特定できるはずです。
菊水山停車時、開いた途端閉まる扉に驚いたことをよく覚えています。

学生時代、就活に際して新開地の本社を訪問したことがあります。その際にいただいた会社案内に掲載されていた社歌(…夢と希望は果てしなく、この開け行く北摂東播に…)を見てニヤニヤしていたあの頃が懐かしいですね。
by のり (2014-09-25 07:13) 

やまびこ3

1000系、1100系といった神鉄顔は安心感を与えてくれますね。
私の地元では小田急顔が消滅してしまったので、こういう普通の顔がいるだけでうれしくなります。
by やまびこ3 (2014-09-25 08:06) 

サットン

suzuran6さん

加古川、三田はともかく、三木、山崎となると鉄道でのアクセスは難しいですね。大阪からだと山崎なら高速バスになりますが、三木となると・・・? 三ノ宮から神姫バスでしょうかね。
神鉄は乗客激減に苦しんでいます。粟生線なんか存廃協議まで始まる始末です。是非お訪ね下さい。六甲山中を往けば記憶も甦ると思いますよ。
by サットン (2014-09-25 11:04) 

サットン

まるたろうさん

神戸市民のまるたろうさんにはお馴染みの神鉄に3年ぶりに乗って来ました。
鵯越駅は普通、用事でもないと降りることはないでしょうね。今回は駅名に惹かれて降りてみましたが、六甲山の緑滴る中での電車ウオッチングはなかなかいい気分でしたよ。
by サットン (2014-09-25 11:10) 

サットン

Cedarさん

見ていた限りでは神鉄顔はまだまだ多数派という印象でした。2ドア車も多くてまだまだ安泰という感じです。
鵯越駅は移転してるんですね! トンネルと踏み切りに挟まれてホーム長が稼げなかったんでしょうか。急カーブ上のホームに疑問を感じておりました。ご教示ありがとうございます。
by サットン (2014-09-25 11:19) 

サットン

のりさん

3000系が登場した頃は私は小学生でした。鉄道ファン誌上で見たその姿に衝撃を受けたことを思い出します。これが神鉄の車両か!って。その3000系もアルミはシミだらけ、赤帯はボロボロという姿が散見されました。エポックメーキングな車両なのに残念です。
神鉄にもあったんですね、社歌。私も就活なんて30年近く前になりますが、電鉄会社は想定していませんでした。今にして思えばもっといろいろな企業に出向けばよかったなと思います。
by サットン (2014-09-25 11:39) 

サットン

やまびこ3さん

神鉄顔、なんとも野暮ったく、田舎電車って風貌ですが、これぞ本来の電車の姿かなとも思います。
神鉄の車両は最新の6000系も個性的なマスクでなかなか見応えがありました。
by サットン (2014-09-25 11:47) 

あおたけ

今回のリポートは神鉄ですか。
鵯越、最初訪れた時は字が読めませんでした(^^;)
神鉄と言うと、やっぱり私は、
ウルトラマン顔の3000系を思い浮かべます。
まだアルミ車がそれほどメジャーではない時代に、
中小私鉄が、新製で、しかもこの顔ですから、
かなり衝撃を受けたものです。
by あおたけ (2014-09-25 19:14) 

サットン

あおたけさん

久し振りの神鉄です。緑の中での電車見物は気分がよかったです。
鵯越・・・ウズラゴエとかって読み間違えそうですね。
あおたけさんも神鉄というと3000ですか! コイツはそれまでの神鉄のイメージを覆す衝撃的な新車でしたね。このマスク、確かに個性的です。民鉄界広しといえども似た車両は思い当たりません。
そういえば日本初のオールアルミ車って同じ神戸の山陽電鉄2000系でしたね。
by サットン (2014-09-26 10:38) 

京葉帝都

神戸電鉄は小ぶりの4連でどの車両も個性的に見えます。
最近では2008年に粟生から湊川まで乗車しました。のんびりした印象でした。
by 京葉帝都 (2014-09-27 14:01) 

サットン

京葉帝都さん

神鉄の車両は確かに個性が強いですね。私は門外漢ですが、メカにも様々な特徴があるようです。
粟生線の沿線は地味ながらローカルムードまんてんですが、最近では乗客減少で存廃論議を呼んでいるとか。次回はその粟生線にも立ち寄ってみます。
by サットン (2014-09-27 16:11) 

ENCHI

お久しぶりです。
ブログ楽しく拝見させていただいています。
神鉄見ますと学生時代に毎年鵯越から宝塚まで六甲山横断していたのを思い出します。
by ENCHI (2014-09-28 15:01) 

サットン

ENCHIさん

こちらの方こそご無沙汰しております!
六甲山横断とはさすがは探検部ですね。神鉄も我々が学生の頃というと輸送力増強に追われていたという印象ですが、今は乗客の減少に悩んでいるようです。次回はその辺の実情をお知らせしますのでお楽しみに!
by サットン (2014-09-28 19:12) 

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